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海外研修に行ってまいりました!

6月28日 明日から海外研修に行ってまいります!

明日より5日間、社員海外研修に行ってまいります。
弊社にはタイ・フィリピン・インドネシアにグループ法人があります。
今年はタイの現地法人に訪問させていただきます。
広い視野・多方面への知識を持ち、柔軟に、そしてより質の高いサービスを提供できるようたくさん勉強をしてきます。
ベトナム経由で行きますので、ベトナムでもたくさん勉強してきます!

~スケジュール~
6月29日 セントレア→ハノイ
6月30日 ハノイ→タイ 1日目
7月1日 タイ2日目
7月2日 タイ→フィリピン(フィリピントランジット)
7月3日 フィリピン→セントレア

6月29日 セントレア→ハノイ

こんにちは、朝日税理士法人 マネジャーの吉本です。今回の旅行記を担当いたします。

ベトナムは暑い!湿度もかなりあって、最近の日本もいい勝負なのかもしれないです。
空港は社会主義国的な雰囲気があり、ホテルに向かうまでの道中のバイクの多さや車線変更の荒々しさには新興国の勢いを感じました。日本の交通環境に慣れている我々には少し怖いところもありました。Grabという配車アプリを初めて使いましたが、とても便利で日本の先進国特有の権利や規制の多さという点と安全面との両立の難しさを感じました。

フォーの有名なお店に行きました。うまい!ただ、半生の肉がのっていて少しドキドキながら食べました。道中38℃でも、生肉を路上で売っていたり、ベトナムらしさでしょうか。急激に都市になった国の農村部からの果物の行商というのは、日本にはなくいい面を感じたが、その貧富の差が当たり前となっている部分にも日本とは違うところを感じました。マンゴスチンや竜眼はかなりおいしく、取れたれの良さは日本ではあまり多く味わうことができない良さだとあたらめて思いました。

旧市街地や市場に向かって街中を散策しましたが、マッサージ店、薬屋、お土産屋が多く続いていました。夜は飲み屋になるのかなと思いますが、文化財として保護されている地区のわりになんとなく雑な雰囲気も感じました。

有名な水上人形劇にも行きました。水の中で人形が動く姿は幻想的で、最後に声の出演者が挨拶をするところがまた味がって良かったです。伝統文化の残し方は何が正解なのか?という点で日本の歌舞伎や能等も同じように映っているのかなと思う部分がありました。

異国の食べ物、文化、遊びに触れて大いに盛り上がった初日でした。



6月30日 ベトナム ハノイ→タイ バンコク

2日目の朝はお土産を買いに市街を散策しました。朝は市場のようにきれいに野菜が並んでおり、きれいな花屋が目立ちました。ここでも農村地帯が近い部分の良さなのかなと思いました。家族やスタッフへのお土産を買って、名残惜しさもありつつベトナムを出国しました。次はタイです。

タイはベトナムほどの暑さは感じません。時折スコールが降ります。タイの町はかなり都会というイメージで、日本の都心よりも整備された道もあれば、まったく手つかずの廃墟のような地区と両極端な光景が広がっていました。また、看板等が日本に比べかなり大きく、銀行時代に看板屋や電気工事業でタイに行く支援をしていたことがあったので、現地は確かに需要だらけだったのだなと改めて思いました。

ホテルもかなりきれいであり、日本のホテルよりもはるかによく思えました。ホテルから歩いて行けるところにあったタニヤ通りはほぼ日本語で駐在員の人でできた町ということがよくわかる地域でした。ドンキや焼き肉屋等の日本の店も多くあり、長期でタイにいてもここは日本らしさを感じられる地区だなと思いました。

夜食べたモンティエンホテルのカオマンガイはとてもおいしく、今までの中での一番おいしいカオマンガイでした。ただ一人1人前頼んで山盛りごはんが6杯来てしまったことはやや反省かなと。しかし、タイは物価が高い。日本で買った方が安いと感じる物品がたくさんありました。



7月1日 タイ2日目

午前中は、現地のスーパーのロータスに電車で行きました。ここではお土産を買いました。安く変えたが、お菓子などは日本のものがかなり多く海外の現地のお菓子というのは、こういう形ではあまりないんだと思いました。トムヤムクン味等のお菓子が多かったことからも、日本メーカーが現地仕様に努力しているのかなと思いました。近くのスーパーでマンゴスチンとランブータンを購入。これもベトナム同様フルーツがとてもおいしかったです。マンゴスチンにはまりました。

14時から、Asahi networks(東京事務所)の方との打合せでした。現地法人の現状と進出についての話を聞きました。日系企業が自動車製造に出て国としても大きく変わったところから、日系企業の撤退やスバルの工場の撤退が起こっていること、外国のテスラの製造を呼び込んでいたがうまくいかなかったことや、工場だったところはほとんど中国のBydが電気自動車の工場にしていることなど現地の様子もコロナ明けですごく大きく変化しているということを聞きました。

16時から、Asahi business solution(岡山、大阪、名古屋事務所)の方との打ち合わせでした。タイの国の政治や構造、経済指標や産業構成等を解説してもらいました。タイ国内を話すときに政治の話をする、我々の刈谷事務所に置き換えた時に、このような解説ができるだろうか、と情勢を交えた話をしていただいたことが大変勉強になりました。両事務所共、30~40人程度の事務所で、日本人は少なく現地の人の若い人で構成されており、会計業務を中心とした企業支援という点では同じであると思いましたが、それぞれの特色を活かした事業展開になっていると思います。事務所のことを話すときに、日本の政治や経済動向、地域性とその動向までを掴んで話すことが、外部の人に話すときには大事な指標であることを感じ、我々の見習うべきところであると感じました。刈谷事務所でいえば、トヨタ系の動向、その一次下請けの業績、輸出量、日本の経済政策や産業構造、人件費の推移や海外からの就労者数等のデータなどでしょうか。また、自分たちの仕事はその大きなくくりの中で、先を見て行動しているのか?という点もよく考えていかなければいけないと思いました。

夜の会食では、現地の方とお話をすることができました。タイにいる方が日本の政治が気になる、とおっしゃっていました。日本大使館に行かないとできないことや、給付金はタイに住んでいるともらえないこと、東京都知事選の動向や選挙がどうなっているか等の情報が気になると。日本の中にいると気にしなくても何とかなると思ってしまうことが、タイにいると他国との比較ができることで、本来どうすべきなのかが客観的にみえているのかなと思いました。この感覚も大事で、今の状況を別の視点で見てみる、例えば弊社でいうと、他の事務所さんとの比較、地域での比較、国での比較と対比があり視点を変えることにより見えてくるものが違うのだと感じます。夜に食べた魚のフライも、チャーハンもとてもおいしかったです。さすが現地の方のおすすめです。すてきなお店に連れてきてくださり、ありがとうございました!



7月2日 タイ バンコク→フィリピン→セントレア

午前中にお世話になっている信用金庫の駐在員の方にお会いしました。信用金庫の駐在はあと4か所程度と年々撤退方向にあるそうです。タイへの進出支援で始めた駐在も、現在は収益を生む事業を見込むことが難しくなってきているそうです。周年事業が4日後にあり、日本大使を呼んだり、主要取引先の現地社長を招いたりと大きなイベントを企画しており、消極的なお話があるなかでも、大変スケールの大きいお仕事をされているという印象を受けました。企業支援という点で考えると、タイ進出した企業に対して「進出していったが、企業より先に撤退してしまうのは果たして支援となるか?」と悩ましいところがあると思います。我々の業務においても、記帳代行、経理代行、電子化、行政書士連携、保険代理店事業等との連携業務など、様々な支援業務を推進した先にはちゃんと収益が取れる仕組みを安定させないと、結局お客様への支援が続かないというリスクがあることを常に気に留める必要があると感じました。駐在所がここにあったことで助かった企業があり、今があると思います。また、その影響力の大きさからも先々どうするかということを見据えて行動していくことが大切であるということでした。

そんな難しい話を考えつつ、午後は弊社のお客様の現地法人の方とおいしいパッタイを食べ、ワット・ポーを見て、ワット・プラケオ(エメラルド寺院)を見て、川沿いのワット・アルンの見えるクーラーの聞いたカフェで休憩をして、マッサージ(ヘルスランドスパ&マッサージ アソーク)と買い物(ターミナル21)行って、夜においしいタイ料理屋に行って、とタイ観光を満喫してあっという間に空港へ向かう時間となりました。

ターミナル21の中も日本よりも綺麗なのではないでしょうか。そこに行く道中には、物乞いの人がたくさんいて、皮膚病の人や手足の欠損した人等が炎天下の中座り込んでいるのをみたり、商売している人のところで警官姿の人がたばこの火をつけさせてお金を受け取っていたりと、なんだか物騒な部分も垣間見え、治安の良さやルールやマナーの大事さを感じました。

夕飯の「TARING PLING」はなにを食べてもおいしかったが、なにより、デザートのorganic black sticky rice taro & toasted crispy in coconut milk がおいしかったです。

帰路はフィリピン経由の長い飛行機の旅です。フィリピンでは2時間のトランジットのみです。フィリピンにも朝日税理士法人ネットワークの現地法人がありますので、来年はいけると良いです。



7月3日 日本に帰ってきて

日本に帰って元の生活習慣通りになってしまうと、現地で思い、感じた痛烈な感覚がどんどん薄れていってしまいます。あっという間に日本に馴染んでしまいました。タリンプリンのタイ料理やベトナムのフルーツは恋しいですが。

以下は私が今回の研修旅行を経て今後の業務に生かさなければと強く感じた点です。
・事務所の現状の資料作成 地域性や事務所の立ち位置をちゃんと確認しておくこと
・言語が違っても会計業務ができることと海外の生産性も上がってきており、働き方を考えていかないと付加価値もなく利益も生み出せないこと
・先進国の悪い方の結末にならないようによく考えて行動すること
・日本の良さを改めて自覚するタイミングも必要であり、産業の強さや地域の強さ等を意識した考え方を身に着けること
こんなことを意識しながら仕事に取り組んでいきたいと思いました。この意識が薄れないよう、旅行記に残します。

最後に、会社の仲間と一緒に異国で旅したことは大変嬉しく、一言でいえば最高の旅でした!!ありがとうございました!!

朝日ネットワークス 朝日税理士法人全国ネットワーク